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日本文化

1月7日は何の日?七日正月と七草粥の伝統行事をご紹介!

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あなたは、1月7日がどんな日かご存知でしょうか?
記念日や出来事、占いや誕生日などいろいろ思い浮かべると思いますが、
今回は時代が移り変わった日や、古くから続く日本の伝統行事についてご紹介致します。
  



1月7日は何の日?昭和の最後の日、新しい時代へのバトンタッチ

1月7日は昭和の最後の日でした。昭和という時代は戦争が終わった時代であり、人々がより豊かさを求め、高度経済成長を成し遂げ、米国に次ぐ経済大国になりました。

昭和という文字の言霊は、「日が召されて和する」、つまり、太陽が目に見える明るい世界に成るということでした。

続いて、平成という時代にバトンタッチしたのですが、この時代に入り、バブルの崩壊、阪神大震災、東日本大震災やオウム真理教事件など、太陽が見える明るい時代から、太陽が隠れてしまって先が見えないような暗い出来事が多かった時代です。高度経済成長を成し遂げた後の日本は、豊かさをこれ以上求めてもしかたがない、精神性を求める時代でもありました。しかし、平成という時代は「戦争がなく平和な時代」でした。
平成という文字の言霊は、一・八・十が成る、古事記の天岩戸隠れ、太陽が隠されて先が見えない、天変地異、不景気ということでした。

そして、4月30日に平成という時代が終わり、5月1日から令和という新しい時代になりました。大化という元号から始まり、令和は248番目の元号になります。いったいどんな時代に成るのでしょうか?

1月7日は七日正月、意味と由来をご紹介!





七日正月とは昔、中国では、元日から7日までを順番に「鶏、犬、羊、猪、牛、馬、人」にあて、1月7日を人日という五節句の一つとしました。

人日とは、中国では、現実からそれぞれの日には、
その動物を殺さないようにし、7日目を人日とし、
犯罪者に刑罰を行わないことにしていました。

人日に、人の運を占い、七種類の食材をにた汁物を食べる習わしが、
日本の宮中に伝わり、江戸時代に、一般の家の七草粥となっていきました。

ちなみに、沖縄では七日正月のことをナンカヌスクといいます。

1月7日は七草粥(ななくさがゆ)の伝統行事を楽しもう!

1月7日の朝に「春の七草」を入れた粥を食べると、
1年間を健康に過ごせると言われています。

七草の種類は、時代や場所によって変わりましたが、
七草をおかゆにして食べる習わしは、江戸時代に広まりました。

良い香りのするお米に緑色の野菜がさわやかな七草粥は、
ごちそうをたくさん食べた体にも優しい料理です。

私達は、風邪をひいて元気が無いときにも、おかゆを食べますよね。
おかゆは消化が良く、栄養が取れる食べ物だからです。

「今年もみんなが元気でいれらますように」とお願いしながらいただくと、
1年を無事に乗り切れる気持ちがするものです。

七草が揃わない時は、春菊などの青菜をかわりに使ってもよいでしょう。

春の七草を入れたお粥を食べる日。さて、春の七草、全部言えるかな?
・スズシロ
・スズナ
・ホトケノザ
・ハコベラ
・ゴギョウ
・ナズナ
・セリ

まとめ

いかがだったでしょうか?1月7日は時代の節目だった日でもあり、
日本の伝統文化である七草粥を食べる日だということが、
お分かりいただけたかと思います。
是非、1月7日になった時は七草粥を食べ、
年号の昭和という素晴らしい時代が終わった日だったことを感じて下さい。



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