11月3日は「文化の日」です。この日は何のために作れた日か知っていますか?
日本と外国との文化の違いは挙げたらきりがありませんが、
実際にはどういった違いがあるのか説明するのは難しいですよね?
日本の場合、海外と文化に対しての考え方が少し違います。
では、どう違うのか?文化の日には何をする日なのか?
ここではそんなあなたの疑問を、子供でも理解できるくらいわかりやすく説明していきます。
文化の日の由来は?子供に説明するレベルでわかりやすく紹介!
文化というのは、人間が作りあげたすべてのことです。
例えば、服や料理、建物、学問などはみんな人間が作ってきたものです。
また、音楽や絵、まんが、祭りなども文化です。
文化の日は、これらの文化を大切にする日なのです。
1946年のこの日、今の日本の憲法である「日本国憲法」が、国民に発表されました。
日本国憲法では、文化を大切にしています。
そこでその2年後、この日を文化の日としたのです。
日本国憲法では、文化と同じように、自由と平和も大切にしています。
だから文化の日には、「自由と平和を愛する心で文化を進める」という、広い意味があります。ここが海外と違う日本ならではの文化に対する日本の考え方なのではないでしょうか?
1946年11月3日に日本国憲法が公布されたこの日は、
明治天皇の誕生日でもあり、太平洋戦争前は明治節という祝日でした。
文化の日と文化勲章
文化の日には、文化の発展のために活躍した人達に「文化勲章」が贈られます。
勲章というのは、いろいろな分野で活躍した人を表彰するために、
国から贈られるしるしです。勲章にはいろいろな種類があり、
文化勲章もその一つです。文化勲章は天皇陛下から、直接手渡されます。
文化勲章はタチバナの花の形をかたどり、中心にまが玉が並んでいます。
文化勲章は、1937年から贈られるようになり、これまでに、
ノーベル賞受賞者や科学者、音楽家、女優、歌舞伎役者、小説家など多くの人が受け取っています。
引用:内閣府
文化の日には何をするの?
文化の日を中心に、「芸術祭」が行われます。芸術祭では、演技や音楽、テレビドラマなど、いろいろな作品が発表され、優れた作品には賞が贈られます。また、文化の日には、様々な博物館や映画館、美術館でイベントが行われます。
「文化の日」には、「日本ならではの文化を意識して楽しむ」というのもいいでしょう。
日本ならではの文化とは、例えば、
【家の中で靴を脱いで過ごす】
海外では、自宅の中でも靴を履いて生活する国がほとんどです。最近は、日本人のように靴を脱いですごす外国人も増えているようですが、土足厳禁は日本人ならではです。日本の自宅には玄関がありますから、文化の日だからこそ綺麗に整えるのもいいかもしれません。
【年中無休で営業しているお店がある】
日本はお店の開店が7時であればきっちり7時に開店します。閉店もしっかりと時間を守っているのが当たり前ですよね。しかし、海外ではきっちりとは時間が守られていないお店が多く、営業時間中でも店員が休憩する時に、お店を一時的に閉店にすることもあります。お店の休みは日曜、祝日はレストランを含めほとんどのお店がお休みになります。
【お風呂につかる】
最近はシャワーで済ませる人が増えているようですが、まだ多くの日本人はお風呂につかる習慣があります。ほぼ毎日湯船につかって疲れを癒やす習慣があるのは世界でも日本だけです。さすがは温泉大国日本ですね。
まとめ
あなたも、美しい絵を鑑賞したり、良い音楽を聞いたり、何か作品を作ったり、家でゆっくり映画鑑賞でもいいと思います。自分なりに「文化の日」に文化を楽しんでみましょう。