便通がいいのにおなかが張って、おならがよく出ることがあります。
おならが出るのは、便通が悪いときか、いも系の食べ物を食べた時だと思っていたけれど、
どうやらそれだけではなさそうです。
そもそも、さつまいもを食べるとおならが出ると言われるのも、本当なのでしょうか?
調べてみると意外なことが分かりました。
今回は「おならの疑問」についてまとめてみました。
おならがよく出るのはどうしてなのか?
「おならが出るのは健康の証拠」と言われるのは本当なのでしょうか?
痛くなるほどお腹が張って、おならを連発すると、
そうでもない気がしてきます。
おならをすると、ちょっとはずかしいですよね。
我慢は不健康と言われますから、出したいけれど、
出せないシチュエーションってありますよね。
どうしておならが出るのでしょう?
私達は食べ物を食べる時、空気も一緒に飲み込んでいます。
体に入った空気は、おなかの中を通り抜け、
最後はおしりから出ます。おならのほとんどは、この口から入った空気です。
おならの残りは、食べ物から発生したガスです。
あなたが食べたものは、おなかの中にある腸で、体に必要な栄養が吸収されます。
腸の中には、細菌という小さな生き物が住んでいます。
細菌は、腸に運ばれてきた食べ物を細かく分解し、
栄養を吸収しやすいようにしてくれています。
この細菌が食べ物を細かくする時に、いろいろなガスがでます。
このガスがおならの臭いのもとになります。
この目に見えないほど小さな細菌。
ざっと、腸の中に1キロ〜1.5キロも住んでいるそうです。
その種類は1000種類以上、数は600〜1000兆個もいるそうです。
地球上の全人類が75億人ぐらいですから、
それと比べると、とんでもない数です。
おならとさつまいもの関係
よく、さつまいもを食べると、おならが出ると言われています。
これは本当なのでしょうか?
おならの量や匂いは、食べた物の種類によって決まります。
肉やチーズを細かくする時には、くさいガスが出ます。
だから、肉やチーズを食べると、小さいけれども臭いおならになります。
野菜には、匂いのもとになるものがあまり入っていないので、
野菜を食べた時のおならはあまり臭くありません。
でも、野菜に入っている「食物繊維」は、細かくするのに時間がかかります。
すると、腸が一生懸命に働いて、たくさんのガスが出るので、
大きいおならが何度も出ることになります。
もうお分かりだと思いますが、さつまいもにはたくさんの食物繊維が入っています。
特に多いのです。だから、さつまいもを食べるとおならが止まらなくなります。
おならは、腸がキチンと働いている証拠です。
健康な人はおならがでるのは、どうやら本当のようです。
まとめ
おならがキチンと出る人は健康な人です。
しかし、食物繊維を多く含む食べ物は、おなら連発の原因になります。
そして、肉やチーズを食べると小さいおならでもとても臭いのが出る。
いずれにしてもおならを出すことが恥ずかしいことには変わりありません。
しかし、我慢すると身体に良くないので、
恥ずかしがらずにおならは出すようにしましょう。