災害直後に現地に入り、命がけの人命救助を行う犬がいます。
あなたは災害救助犬をご存知ですか?日本は災害大国ですから、
聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
災害救助犬はおもに、自衛隊と共に捜索にあたります。
今回は、災害時の「生と死」に関わる災害救助犬についてご紹介していきます。
災害救助犬の活躍で多くの人を救う!
1995年1月17日「阪神淡路大震災」及び、2011年3月11日「東日本大震災」など、大きな地震が起こりました。
この地震で、多くの建物や道路が壊れ、火事が起こるなど、大変な被害が出ました。また、多くの人の命が失われ、沢山の人がケガをしました。
この地震の時、沢山の人を助けて注目されたのが、災害救助犬です。
災害救助犬は、地震や土砂崩れで倒れた建物の中の人を探したり、
山で行方不明になった人を探したりする、特別な訓練を受けた犬です。
犬の匂いをかぐ能力は、人間の100万倍から1億倍ともいわれています。
災害救助犬たちは、この優れた力で、閉じ込めれた人や、
うずくまって動けない人のかすかな匂いを嗅ぎ取って探します。
災害救助犬は災害時人を助ける大切な存在!
犬は耳も良く、わずかな音も聞き逃しません。また、建物の隙間にも潜り込めます。
災害救助犬は、日本ではあまり知られていませんでした。
しかし、阪神淡路大震災のとき、スイスやフランスからやってきた災害救助犬たちが、
その能力で、多くの行方不明者を発見して、大活躍しました。
これがきっかけとなり、災害救助犬は広く知られるようになりました。
そして、災害の時に災害救助犬に出動してもらう仕組みができたのです。
また、日本にはほとんど無かった災害救助犬を育てる団体がいくつもできました。
2011年3月11日に起きた東日本大震災にも、災害救助犬が出動し、行方不明者の発見に活躍しました。
災害や事故は起きてほしくありませんが、万が一の時の心強い味方として、災害救助犬の活躍が期待されています。
災害救助犬のために寄付をしよう
災害救助犬の活動は命がけです。「ふせ」の状態のまま前進して、いつ崩れ落ちるかわからないような場所も操作するし、ガレキや土砂などの障害物で恐怖が多い中どの捜索など、非常に危険の伴うものばかりです。
日本レスキュー協会が災害救助犬に認定する犬は、災害現場を想定した実戦捜索訓練を数多く経験した犬たちです。日々、厳しい訓練を積んでくれている災害救助犬のために、私達も出来ることがあるはずです。
その一つの方法として寄付があります。日本レスキュー協会では「クレジットカード」「銀行振込」「郵便振替」による方法で寄付ができます。
※1,000円以上のご寄付から受け付けているそうです。
詳しくは、お電話(TEL.072-770-4900)
もしくはサイトのお問い合わせフォームにてお問い合わせください。
https://www.japan-rescue.com/
まとめ
これから起こるとされる首都直下型地震や南海トラフ大地震など、災害救助犬のお世話になることは確実です。日々訓練を積み重ねて人を助けてくれる犬の事を考えると、自分も何か出来ることをやらねばと考えずにはいられませんね。