今や、倒壊危険家屋は1000万戸以上あると言われている日本。
あなたの自宅は本当に大丈夫でしょうか?
多くの人の場合、最も滞在時間が長いのが自宅なのではないでしょうか?
建て替えは必要なのか?
だとすれば費用はどれくらいかかるのか?
耐震補強をしないと本当に倒壊するのか?
その疑問に迫っていきます。
地震に備えてあなたの家の建て替えは必要?
よく鉄骨や鉄筋コンクリートの建物よりも、
木造のほうが倒れやすいなどと言われますが、
建物の素材だけでなく、倒れる要素は建物の高さ、
床面積、壁や柱の量、重さやバランスなどなど、
様々な要素によって違いがでるので、一概には危険や安全とは言い難いですが、
素材だけで考えれば当然、鉄骨や鉄筋よりも弱いです。
しかし、軽くて、変形できるというメリットもあるので、
木造が、必ずしも地震に弱いとはいいがたいのです。
では、家の建て替えや耐震補強はどうやって見分ければいいのでしょうか?
本来は築年数で危険性を判断することは出来ないですが、
自分の家がいつ頃建てた家なのはか大いに参考になります。
それは建築法の見直しが行われたのがいつなのかと関係してくるからです。
建築基本法の改正は1971年、1981年、2000年に行われ、
特に1981年にいたっては大幅に改定されたので、
こうした大幅な変更後に建てられた家であれば、安全性が高いと言えます。
地震に備えて耐震補強をしないとどうなる?
結論から言えば耐震補強をしなければ、
今よりも安全性が増すことはないです。
当然といえば当然ですが、開き直って言えば、
地震の防災対策に完璧などありえません。
今まで地震によってどれだけ安全と思われていた建物が倒壊してことか。
そして、見逃せないのが、技術面だけでなく、
手間や金銭的な限界もあるということです。
しかし、だからといって何もしないのであれば、
地震から目を背けているだけに過ぎません。
ここで言いたい重要なことは、
「少しでもいいから、今よりも安全にするためにはどうすればいいのか?」という考え方。
例えば、お金がなくても、今まで、1階で寝ていたのを2階で寝るようにして、
地震に対する危険を減らすことは今すぐに出来るはずです。
お金がないからとりあえず何もしない、
というのは最悪の選択だということを肝に免じてほしいです。
地震による家の倒壊による圧死を避けよ!
倒れやすい家とはどのようなものなのでしょうか?
それは、地震時によく揺れる屋根が重い家は、倒れたり、潰れたりしやすいです。
また、窓が大きく柱や壁が少ない家は倒れやすいです。
こうした点に注意して自分の家を見直してみましょう。
費用があり、耐震補強や建て替えをするのであれば、信頼できる業者を。
残念ながら、悪質な業者による被害が後をたちません。
信頼できる業者への依頼が難しいようなら、
公的な機関からの紹介を受けるようにしましょう。
万が一、トラブルが起こったら、国民生活センター、
各地の消費生活センターへ相談しましょう。
地震による死亡要因で圧死が圧倒的に多い事実があります。
だからこそ、しっかりと対策を施しましょう。
まずは自分の家はどうなっているのか、実態を把握することからスタートしましょう。
まとめ
今後ますます大地震が起きる確率が上がってくる言われている今、
一人ひとりが地震対策と真剣に向き合うこといかに大切か、
小さくても出来ることからもう一度見直してみましょう。