気象庁のまとめによると、2018年一年間に国内で発生した、
震度1以上の地震は2179回あったそうです。
そのうち、震度5以上の地震は計11回もあったとか。
地震が起きた時、あなたはこんなこと考えたことはありませんか?
「地下街にいるとき地震に遭遇したらどうすべきか?」
高い建物ほど揺れ、低くなれば揺れが小さくなることから、
地下にとどまれば安全なのではないだろか?と考える人もいるようです。
はたして、地下にとどまるべきか?地上に逃げるべきか?
今回は地下での地震対策について話していきます。
地震が起きた時地下にいた場合、あなたはどうしますか?
地下街や地下道などは、比較的地震に強く安全だと言われています。
これは、地下のほうが地上より揺れが小さいからです。
また、最近の地下街は30メートルごとに出入り口や非常灯を設けているので、
真っ暗にならないようになっているなど、地震に対する安全対策が施されています。
では、地下にいれば安全なのかと言えばそうではありません。
「一時的には安全」かもしれませんが、
揺れがおさまった後は地上に速やかに逃げる必要があります。
なぜならば、2次災害を避ける必要があるからです。
地下街でのガス漏れや火災、火災に伴う煙、
津波や洪水による水害からの避難です。
地震が地下で起きた場合の安全対策!自分の身を守るためにはまずどうする?
避難について話してきましたが、
これは地震の揺れによって危険から免れてからの次のステップです。
まずは地下街で地震に遭遇したら、揺れによる安全対策が非常に重要になります。
地下街などで地震に遭遇したら、
倒れてくる商品の陳列棚や照明器具から身を守りましょう。
方法は持っているカバンなどで頭を覆い、
その場で、丸くうずくまって揺れがおさまるのを待ちます。
地震の揺れがおさまったら、係員の指示に従って
非常口や地上出口から避難するようにしましょう。
もし停電しても非常灯の明かりでも十分回りが見えるので、十分に役に立ちます。
「落ち着こう!」と周りと声を掛け合って行動することが大切です。
地震が地下で起きた場合の正しい避難の仕方とは?
地下で火災が起きたり、津波による水が襲ってきた場合、
これらから逃げるのは至難の業です。
出口が限れれているので、そこから逃げようとする人で、
将棋倒しなどによる死傷事故が起こることも懸念されますし、
閉じ込められるという心理からパニックの原因になります。
そして、地下街で起こる火災も驚異です。
地下街などが火災の場合、煙が流れ込んでくる可能性があります。
意外かもしれませんが、火災の死者は焼かれるよりも煙による死が圧倒的に多いですので、
火が無くとも危険と考えられます。
このことからも、火災による煙が充満してくると、
パニックに陥り急いで出口に向かおうとする人で、将棋倒しになります。
冷静になり、落ち着いて出口へ向かうのが一番安全なのです。
その時々の混雑ぶりを確認。
意外とすいている“穴場”の出口をチェックするように心掛けましょう。
まとめ
・誘導灯や係員の指示に従い、非常口や地上出口から避難する。
停電しても非常灯の明かりでも十分回りが見えるのであわてて出口に殺到しない
・地下の火災では、煙や有毒ガスが危険なので、火災を確認しても落ち着いて行動する。
・「落ち着こう!」と周りと声を掛け合って行動する