あなたは、しもやけになったことはありますか?痒いし、痛いし最悪です。
しもやけのメカニズムって知ってますか?理解し対策すると意外と簡単に予防できるんです。
スキーやスノボ、雪遊びの時にしもやけに悩まされることがないよう、その方法をご紹介していきます。
しもやけは赤くてかゆいのはなぜ?
寒い日に外に出ると耳や鼻が赤くなります。どうして赤くなるのでしょう。
耳たぶを触ってみてください。ヒンヤリして冷たいですね。
耳や鼻は、体の他のところより、温度が低くなっています。
そのため、やけどをした時に、耳たぶを触る習慣もあります。
耳や鼻の温度が低くなるのは、血が周りにくいからです。
血は、全身に熱を運び、体を温めています。寒いときには、耳や鼻がとても冷たくなります。
そこで体は、耳や鼻に血を集めて温めようとします。すると、血の色で耳や鼻が赤く見えるのです。
あまり長い間寒い所にいると、やがて血の流れが減って、赤くなった所が痒くなったり、熱くなったりしてきます。これを「しもやけ」といいます。
しもやけを防ぐ方法とは?
寒い時には、血も冷やされます。冷えた血が体を回ると、体を芯から冷やしてしまいます。
体は、そんなことがないように、血が冷やされやすい鼻や耳、手足の先に、あまり血が行かないようにするのです。
血は、熱の他に、栄養や酸素も運んでいます。だから、血があまり行かなくなったところは、栄養や酸素が足りなくなり、皮膚がやけどのようにカサカサになってしまいます。
これが「しもやけ」です。しもやけは、体が血を冷やさないようにするために起こる、病気のようなものなのです。
予防方法としては、急激な冷えや、慢性的な冷えを防ぐ必要があります。
そのためには、素手で雪や氷に触れないようにします。
また、湿った靴下や靴はすぐに取り替えましょう。冷たい水や汗は、肌表面の温度を下げて血行を悪くします。湿った靴下などをそのまま履いていると、水分が蒸発する時に一緒に体温まで奪ってしまいます。常に冷えている状態だと、しもやけになりやすくなるので注意が必要です。
しもやけはこどもが特になりやすいので注意!
人間は成長するに従って細胞の数が増えていきます。細胞の数が増えれば増えるほど、体の発熱量も増えます。まだ幼い子供の場合、大人に比べて発熱量が少ないのと、体温がすぐに逃げやすいという特徴があります。
以上の理由から、熱を奪われやすいので大人以上にしもやけ対策をしっかりする必要があります。子供は冷たくてもつい、遊びに夢中になって我慢しがちですので、しっかりと親が見てあげましょう。
まとめ
しもやけにならないためには、手袋や帽子を身に着け、皮膚を暖かくすることが大切です。
寒い日は、お風呂などで、耳や手足の先をマッサージして、血の流れを良くするといいでしょう。しっかりと寒さ対策をして、元気に遊びたいですね。