8月。ジリジリと輝つける日差しにセミの合唱!
夏真っ盛りですね。大人はついつい日陰を探しながら歩いてしまいますが、
子供は太陽の下で大はしゃぎですね。
私も子供の頃は1年で一番8月が好きでした。
ところで8月には「野菜の日」があるって知ってました?
夏といえば「すいか」が有名ですが、
野菜と果物をわける基準って以外に知られていなかったりします。
そんなわけで今回は8月の野菜の日にちなんで、
野菜と果物の違いについてご紹介していきます。
野菜と果物の違いってなに?
8月31日は、日付が「や(8)さ(3)い(1)」と読めることから、
語呂合せで「野菜の日」になっています。
ところで、野菜も果物も植物の仲間ですが、
野菜と果物はどうちがうのでしょう?
ひとつの分け方は、「草」の仲間か「木」の仲間かです。
野菜には、キャベツ、大根、ねぎ、ほうれん草などがありますね。
どれも種やなえを植えて1ヶ月から数ヶ月で収穫します。
どれも、大きな木にはならず、収穫した後は枯れてしまいます。
だから、野菜は草の仲間だといえます。
果物には、ミカンやリンゴなどがあります。
これらは一度植えれば何年も収穫できる、木になる実です。
だから、一年ごとに植えて、草に実るメロンやスイカは、野菜ということになります。
でも、メロンやスイカは果物のような気がしますね。
メロンやスイカは、ご飯のおかずではなく、デザートとして食べられます。
そのため、市場やお店では、果物として扱っています。
メロンは「果物の王様」と呼ばれることがありますが、
「野菜の王様」といわれると、ちょっと違う気がしますね。
また、いちごは一度植えると何年も実を収穫出来るので、果物の仲間と言えます。
ところが、日本では毎年新しいなえから、野菜として育てています。
でも、デザートとして食べるので、お店ではやっぱり果物として売っています。
このように、野菜と果物の違いは曖昧で、はっきりと分けるのは難しいのです。
8月のある果物の逸話とは?
「八朔(はっさく)」という果物は誰もがご存知ですね。
「八朔」とは「八月朔日(一日)」の略で、旧暦の8月1日のことです。
この時期になると、早稲(わせ)に穂が実るため、
農民の間で初穂をお世話になっている人に贈る習慣がありました。
このことから、「田の実の節句」とも呼ばれたそうです。
この「田の実」を「頼み」にかけ、次第に武家や公家の間でも、日頃「頼み」にし、
お世話になっている人に感謝の意を込めて贈り物をするようになりました。
現在でも、芸妓さんや稽古ごとをする人たちの間では、
先生に宛てて品物を贈る習慣が残っているそうです。
ちなみに果物のハッサクは、広島県因島のお寺で発見された品種を、
当時の住職が「八朔には食べられるだろう」と言ったことからその名がついたとする説があります。
実際の収穫時期は冬なので食べ頃にはまだまだ早すぎですが、
あの甘酸っぱくさわやかな美味しさは、たしかに暑い時期にこそ食べたくなりますね。
8月の野菜といえば?
野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維など、
たくさんの栄養が含まれています。
どれも、丈夫な体を作ったり、病気を防いでくれたりする大切な栄養です。
もしかしたら、あまり野菜を好きでない人もいるかもしれませんが、
毎日しっかり野菜を食べて、健康な体をつくるましょう。
8月の代表的な野菜をご紹介します。
【スイカ】
スイカを食べるとなんだか涼しくなったような気がしますが、
実際スイカには体を冷やす効果があります。
また、疲労回復や利尿作用もあります。
これほど夏にピッタリの果物はありません。
【とうもろこし】
焼いても、ゆでてもおいしいですね。
とうもろこしは夏の海の定番です。
穀物の中でも栄養のバランスがすぐれています。
血圧やコレステロールの値を下げる効果があり、
動脈硬化を防ぐ効果もあります。
【ゴーヤ】
別名「いがうり」。その名の通り苦味が特徴で好き嫌いが分かれる野菜ですが、
苦味成分には血糖値降下、血圧コントロールなど多くの
健康効果があると言われています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
8月31日の「野菜の日」になったら、
是非、夏においしくいただける野菜を食卓に並べてみてはいかがでしょうか?