地震などの災害が発生した直後、発災の時に初めにどんな対応をとるか、
行動するまでのスピードでその後の被害の大きさが変わってきます。
子供と一緒だったら、高齢者と一緒だったら、もしくはペットと一緒だったら・・・
普段の生活の中でよくあるシチュエーション別に、対応方法をご紹介していきます。
不測の事態に備え、いざという時に大切な命を救えるように対応方法をチェックしましょう。
地震がきた時子供と避難する方法
地震が起きたらまず早く避難しようと考えがちですが、
まずは危険ポイントを察知することが大切です。
基本は「上を確認」と「出口の確認」の2つを確認するようにしましょう。
これはどこにいる場合でも基本同じです。「上を確認」は落下物や窓ガラスなどの破片から見を守るためです。
その後、何も落ちてこない安全な場所に移動します。
地震時に室内でしたら、机などの下にもぐりましょう。
そして、転倒しないように、揺れがおさまってから出口に移動します。
自宅の場合、余裕があれば火災の二次災害から大切な我が家を守るため、
ガスの元栓、プレーカーを落としてから出口へ。
そして、一番問題なのはお子さんと一緒に避難する場合です。
【赤ちゃんの場合】
ベビーカーを自分の負担を軽くする目的や、一緒に物も運べる利便性から利用しがちですが、
地面が落下物などで不安定になっている事や、人混みの中移動することを考えると危険です。
そのため、おんぶ紐のほうが安全です。また、荷物を運ぶ時は、
手を自由にする為、背負えるリュックを避難用に用意し、前方で背負う形で荷物を運びます。
【自分で歩ける子供の場合】
避難時は混雑した人混みの中を移動する可能性があるため、しっかりと手を繋ぎます。
万が一、離ればなれになってしまっても名札や自分で名前、住所、電話番号を言えるように練習しておきましょう。
地震がきた時高齢者と避難する方法
動ける高齢者であれば、転倒事故が起きないよう、
落ち着いて足元に注意を払いながら移動します。
負担をかけないよう、荷物は自分が運ぶくらいの気持ちで。
動けない高齢者の場合、普段から、「避難行動要支援者名簿」に申請・登録しておきましょう。これは、災害対策基本法によって各自治体に作成が義務づけられている名簿のことです。
支援者や支援内容は市区町村によって異なりますので、事前にお住まいの市区町村に問い合わせておきましょう。
また、災害の時は、ご近所同士の助け合いが欠かせません。
高齢者や障害のある方は、意思を思うように伝えられない場合がありますので、
日頃からご近所の方とのコミュニケーションを積極的に行い、
災害が発生したときにどうしてほしいのか、気持ちをしっかり伝えておきましょう。
地震がきた時ペットと避難する方法
ペットがなにかにもよりますが、可能であれば、
抱くか、キャリーバックにいれて避難しましょう。
日頃から避難用バックにペット用の餌や水、トイレ用品、リードなどを用意しておきましょう。
避難所では、動物が苦手だったり、
動物アレルギーの人がいる可能性がありますので周囲には細心の注意を払いましょう。
また、鳴き声や匂いなど、周りの人にストレスにならないように心がけてください。
まとめ
地震時に自分以外と避難する場合、避難に自分一人の時と比べて、時間かかります。
だからこそ、事前に安全な避難経路を確認しておくことが非常に重要です。
また、実際に避難場所まで行ってみるのがよいでしょう。
所要時間や危険な場所をあらかじめチェックできるのでより安全に避難できますね。