地震で水道が止まった時、あなたの家には使える水はありますか?
家に食べ物が全くない状態はなかなか無いかもしれませんが、
水はどうでしょう?断水すると、家のトイレは使えなくなります。
大地震が起きた場合でも水分補給とそれを出す環境は絶対条件です。
今回は大地震に備えた水対策について詳しくご紹介していきます。
地震の水対策は生きる基本、つまり備えの基本
南海トラフ巨大地震の被害想定について、最大約 3,440万人が断水し、東海三県の約6〜8割、近畿三府県の約4〜6割、山陽三県の 約2〜5割、四国の約7〜9割、九州二県の約9割が断水すると想定されています。(引用元:中央防災会議 防災対策推進検討会議 )
大地震。南海トラフの巨大地震が今後30年以内に起きる確率は、これまでより高い「70%から80%」に見直され、これからその確率は上がる一方です。大地震が起きる未来は確実にあなたに近づいてきています。
今後想定される大地震については、国や自治体が被害想定を出しています。
まずは地震を理解し、自分が住んでいる場所で、「自分達に起こること」を、想像する。
どれが、防災の第一歩です。
巨大地震がきたら水はどれくらい必要?
過去の大地震では、断水が3日から数週間にも及びました。
南海トラフ地震では3440万人が断水の被害を受け、
1週間後でも1740万人の被害が継続していると予想されています。
のどの渇きは脱水症状のサイン。1週間分は用意しておきましょう。
水の量は、食事から得る1リットル、体内成分0.3リットルと合わせて、
一日の排出水分量2.5リットル(成人男性の場合)を補う必要があります。
料理に使用する分も含めて1人最低2リットルは用意しましょう。
地震に備えて水を貯める習慣を!
ペットボトルやポリタンクなどの容器には、普段から水道水を入れておきましょう。
3日に1度取り替えておくと飲料水として利用できます。
ただし、浄水器を通した水は塩素による消毒効果がないので、毎日取り替える必要があります。これらの容器は運搬にも使えるので、必ず用意しておきましょう。
お風呂の水は生活水に使えるので、入れ替えるタイミングまで抜かずにとっておき、
常に空にしないようにしましょう。ただし、揺れで溢れないように6割位の量がよいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご紹介した地震の水対策は、今からできるものばかりです。
ですから、今すぐ行動しましょう。こういった習慣が備えの基本であり、
あなたと、あなたの大切な人の命を繋ぐことに繋がるのです。