あなたは新米と古米の見分け方をご存知でしょうか?
新米と古米には美味しく食べるための炊き方があるのですが、
多くの人が意外とご存じないようです。
知らない人のために今回は、
新米と古米の見分け方と、炊き方をご紹介していきます。
新米と古米の見分け方をご紹介
「実りの秋」は稲刈りもこの頃ピークを迎えます。
収穫したてのお米は「新米」と呼ばれ、この時期でしか味わうことが出来ません。
その年に収穫されてた米を「新米」、前年に収穫されたものを「古米」、
ここから1年古くなるごとに「古々米」「古々々米」と、
年数分だけ「古」を付けて呼びます。
あまり古くなると古米臭が出て風味が悪くなりますが、
粘り気が少ないご飯が好まれる料理にはあえて古米を使うなど、
用途によぅて使い分けられています。
お寿司屋さんの中には、ベチャベチャしない、酢がなじみやすいという理由で、
新米に古米を混ぜて使うお店もあるそうです。
新米と古米の見分け方は、
【新米】・・・やわらかい、粘りが多い、白い、古米臭少ない
【古米】・・・固い、粘り気少ない、黄ばみ、古米臭多い
古い米を美味しく食べれる炊き方とは?
古い米を美味しく食べるには、
【しっかりと研ぐ】
古米臭の原因は、お米の表面を覆っているぬかに含まれる脂質が酸化してしまうこと。ぬかをしっかり取り除けば臭みもかなり減ります。具体的には、白い濁りがなくなるまで、お米同士をこすり合わせるようにしてひたすら研ぎます。再度、精米をしてぬかを取ってしまうのも有効です。
【餅米を混ぜる】
古米に対して餅米を2割ほどまぜて炊くことで、パサつきを抑えることが出来ます。粉寒天を1合につき1グラム入れても同様の効果があります。
【はちみつを入れる】
2合につき、はちみつを小さじ1入れると風味が出て食べやすくなります。酒やみりんでも美味しく食べれます。
新米の美味しい炊き方をご紹介
新米を美味しく炊くポイントは「強く研がない」「水は少なめ」の2つです。
せっかくの新米ですから、是非ふっくらツヤツヤに焚いてくださいね。
【1】
ぬかの臭みを米が吸わないように、2回目までの研ぎ汁は素早く捨てる。その後、白い濁りが少なくなるまで、4,5回水をかえて優しく研ぐ。
※新米は割れやすいので強く研ぎすぎないように!
【2】
水を気持ち少なめにセットし、30分〜1時間置いてから炊飯する。水の量は通常よりも気持ち少なめ。
【3】
炊けたら15分ほど蒸らし、予熱で余分な水分を飛ばす。
炊きたてはもちろん、さめてもモチモチして美味しいのが新米です。
職場などで新人のことを「新米」と呼んだりします。
一方、長年いる人は古株などと呼ばれ、
「古米」と呼ばれることはありません。
どうやら、「新米」と呼ばれる由来はお米とは全く関係ないようです。
江戸時代、商家の新人の奉公人は新しい前掛けをしていたため、
「新前掛け」→「新前」と呼ばれ、それが後に「しんまい」となり、
「新米」という漢字が当てられるようになった、という説が濃厚なんだそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お米は生鮮食品です。精米後の保存は冷蔵庫が好ましいです。
お米は時間の経過とともに質が低下します。少量での購入や、
密封容器で冷蔵庫に保存するなどをおすすめします。
是非、ご紹介した方法でおいしいごはんを炊いてくだいね。