節約に関して昔から様々な書籍が販売されています。そういった書籍を購入されて節約方法を学んでる方や、スマホのアプリなどを使用して節約をしている方など様々な方法で節約をし、工夫をこなしていると思います。
その一方で、目標を立ていざ節約しようと思って行動しようとしても「あぁ・・・、結局、今日も1日何もしないで終わってしまった」と毎日後悔される方も多いのではないでしょうか?
とは言っても節約には特別な知識や、ストレスを感じながらでもやる、といったことは不要です。今回の話は、間違った目標設定を改善する方法をお伝えしていきます。
節約は結果目標ではなく行動目標
まず、先に結論から先に言いますと、最短で成果を出すための良い節約習慣とは、1日の目標設定を立てる時は「結果目標」ではなく「行動目標」にフォーカスすることにあります。
どういうことかというと、「成果目標」とは実現させよとしている具体的な数字目標であり、「毎月3万円を節約によって捻出する」などが成果目標です。多くの人はこういった感じで目標を立てていると思います。
で、「行動目標」とは、その成果目標を実現するために、今日1日に具体的に何を行動するのか?を目標設定することにあります。例えば「仕事の同僚に節約術を3つ聞き出す」とか、「家族に節電の協力をしてもらう為に、方法を2つ考えお願いする」などが行動目標ですね。
「あぁ〜あぁ・・・、結局、今日もまた1日何もしないで終わってしまった」と嘆いている人の多くは、その日の1日の目標に「成果目標」を設定している傾向が強いということがあります。
ここが重要なポイントなのですが、成果目標というのは中期〜長期的な目標設定ですので、当然のことではありますが1日で達成できる目標ではありません。今自分はどういった目標を立て、どのようにそれを達成していけばいいのかを考える必要があります。
節約できないのは○○だから
人間というのは、具体的にイメージできなければ行動ができなということも知る必要があります。「成果目標」の内容というのは、イメージが湧かないのでその日1日に行動することはできないということを認める必要があります。
しかし、ゴールを設定しないと行動が定まらないのと同じで、成果目標をを決めなければ具体的な行動目標は立てられません。
ですので、例えば「1年後までに50万円貯めたいから1月に4万円の節約をする」という成果目標を立てるのは問題ないのですが、1日単位で、成果とは”違う単位”としての、行動する為の目標が必要になります。
この”違う単位”というのが非常に重要になります。つまり、多くの人達が節約できない原因として、「1日の行動目標を成果目標で考えている」ということです。例えば、1日の行動目標として「今月中に4万円節約する」と決めるとします。
確かに長期的な成果目標である「1年後までに50万円貯める」を達成するための目標はありますが、この「今月中に4万円節約する」というのは、”今日という1日に成果を出すことが不確定な目標”なんですね。
どういうことかというと、この方法で進めていると、目標である4万円が節約できる時もあれば、できない日も出てきます。そもそも、この目標をよく考えてみると、これは貯める額を少なくした行動目標ではなく成果目標ですよね。成果目標は1日レベルに落とし込んでも具体的に何をするのかイメージが沸かないので、結局、行動することができません。
節約は無理なくできる
では、1日の行動目標は「今月中に4万円節約する」ではなく、どのように設定するべきなのか?答えは簡単で、先述もしましたが、「仕事の同僚に節約術を3つ聞き出す」とか、「家族に節電の協力をしてもらう為に、方法を2つ考えお願いする」のような、”その日にやる具体的な行動”を目標設定することにがポイントになります。
これだと、確実にその日にやるべき行動に終わりが見えます。そして重要なのが、達成出来る現実的な数字にすることです。よく、目標は高く掲げましょう、などと言われますが、達成できないで終わることがほとんどですのでやめましょう。
そして、その設定を頭の中だけで考えると、イメージがわいても、具体的にこの日はこの月はどうすればいいのか分からなくなってしまいます。なのでノートやエクセルで、明確化することがポイントです。
さいごに
節約の目標を立てる時は「結果目標」ではなく「行動目標」でということを説明してきました。ダイエットで考えると、「5キロ痩せる」よりも「5キロ歩く」の方が結果が見えやすいということですね^^