神社へ行ったことはあっても、そこで絵馬を書いたことがないという人は意外に多いのではないでしょうか?お賽銭をいれて、お願い事をする普通の参拝とは違い、絵馬はここぞという時の絶対にかなってほしい人生に何度もない大切なお願いごとの時に書きます。しかし、意外とその存在は知っていても書き方を知らない人はいると思います。
今回はそんなあなたのために、願い事が叶いやすくなる絵馬の書き方と、その起源、なぜ馬なのかや、書くだけではほとんど意味がない理由などをご紹介していきます。
絵馬の願い事が叶いやすくなる書き方をご紹介!
よく目標達成は声を出して紙に書くと叶いやすくなると言われますが、
人間の脳は、目標を強く意識すると、その目標を達成しようと動き始めます。
絵馬に願いを書くという行為はそれと同じ効果を期待できるどころか、
神様に決意表明することにより、それまでは見過ごしていたチャンスが目に入るようになったり、誰かがふと喋った何気ない一言から思わぬ気付き得られたりするのです。
書き方は、何をお願いするのかをはっきりと書きます。
どこの誰かもしっかり書き、神様に自分の願いだということをしっかり記します。
例えば、子宝祈願、子孫繁栄、安産であれば、
元気な赤ちゃんを必ず授かる!
参拝日 〇月〇日
住所〇〇県
生年月日 〇年〇月〇日 名前〇〇〇〇
合格祈願であれば、
◯◯大学へ現役合格する!
〇月〇日
住所〇〇県
生年月日 〇年〇月〇日 名前〇〇〇〇
そのほかに、
方除
良縁成就
旅行安全
交通安全
心願成就
家内安全
商売繁盛
病気平癒
厄除
など、自分が何をお願いするのかを油性のマジックで書きます。
絵馬はなぜ書くだけではほとんど効果がないのか?
絵馬に書くだけではほとんど効果がない理由、それは神社の正しい参拝が重要だからです。
え?参拝してから書くのは当たり前でしょ・・・?そんな声が聞こえてきそうですが、
正しい方法での参拝は、ほとんどの人は意識できていません。
それはどういうことかと言うと、自分が参拝する神社の名前は知っていても、そこに祀られている神様の名前、得られるご利益、その神社が創建されたのはいつなのかなど、調べずに参拝しているということです。
もしあなたのもとに、自分のことを知らない人が現れて、いきなりお願い事をされたらどう思うでしょうか?
相手は神様です。偉い人に会いに行くのと同じで、
事前に調べてからお願いしに行くべきなのです。
そして、爪は伸びていないか?
髪は整っているか?
ふさわしい服装をしているか?
以上のことを自分に問いかけましょう。
そして、神様には得意不得意があります。例えば、あなたが希望の学校への合格を願うのであれば、合格祈願・学業成就のご利益をもたらしてくれる神様が祀られている神社へ参拝してから絵馬を書くべきです。事前の準備が非常に重要だということです。
絵馬の起源をご紹介!なぜ馬なのか?
日本では古くから、神様が馬に乗って人間の住む俗世界に降りてきたという伝説があります。自分たちの祖先も馬に乗って、この世に帰ってくると信じられ、お盆になるとキュウリやナスに割り箸などを刺して、馬の形に似せた飾りを作ったりするのはそのためです。
奈良時代には、神様に生きた馬を奉納して祈願したと言われています。しかし、神様に生きた馬を奉納するのは、経済的負担が大き過ぎたことから、やがて馬形といって、土や器で作った馬を奉納するようになり、さらに板に馬絵を描いて奉納する様になったのが、後の絵馬の起源と言われています。
まとめ
絵馬は、ここぞという時の絶対に叶えたい願いを神様に伝え、応援してもらうために書くものです。その願いが叶うことで自分と関わる人達が幸せになれるようにとお願いしましょう。